ブログ楽しみにしてます…といわれちゃったのでひさびさに書いてみました(笑)
喫茶話からそれるのですが。
ちょうど一年ほど前。
静かな夜。残業でおそくなって10時前に会社を出たおかめはん。
なぜか人が全然いない。
いつもなら、このくらいの時間でも帰宅する会社員やOLたちがいるのに。
「静かだなぁ…まるでお正月のビジネス街をみてるみたい…」
なんて思いながら地下鉄の駅を目指して歩いていた。

交差している道もない場所からタクシーがおかしな角度で道路へでてきている。
ゆら~…とスローに道路へ侵入しかけていたタクシー。
「ん?変なタクシーだな?」
お客さんを降ろしたような様子もなく、休憩していたにしては角度が変
…とか思った瞬間。
前からまったくスピード緩めることなく近づく、猛スピードの車が目の端に入った。
「ドン!!バン!!」かなりの音が!
猛スピードで通過した車がタクシーに接触!!
「げ!!」おかめはん立ち止まり、接触していった車を見る。
がそのまま走り去る…?
「え?いっちゃうの?」おそらく赤信号になる前に飛ばして通過しようとスピードをだしていたらしい外車。
そうとう先まで行ってから停車…。

シーン…としたまま互いの車から誰もでてこず。
数秒?
数分?
長い時間に感じたその沈黙を破る、ドアを開ける音が、まず、タクシーから。
キズを確かめるように自分の車を覗き込むタクシーの運ちゃん。
「ジイチャン運転手だ…」おかめはんは思った。
そのとき、外車のほうからバタン!と音がしたと思うや否や、
おかめはんの目に飛び込んできたのは
猛ダッシュする怒りに燃え滾るオヤジ!!!
「おいコラわれぇ!!なにしてクレとんじゃああああああ!」
「げげ!!あいつティファール(瞬間湯沸かし器)か!!」と思いつつ、
「ジイチャン、殺されるんじゃ!!」ティファールのあまりの形相に運ちゃんが心配になったおかめはん、
身を乗り出しかけてビックリ。

「テメェ、どこ見て走ってんじゃコラァアア!!!」ジイチャンも負けずスゴイ形相で猛ダッシュ!!
互いに結構な長距離?を猛スピードでこぶしをあげながら走り寄る…。
(ああ!あっちもティファール!!)おかめはんの目の前で、まるでスローモーションの如く、互いに繰り出されるパンチ。

そのとき、確かにゴングが鳴ったのを聞いたおかめはんであった…。
つづく。

